若いことはいいこと!?

1月9日(月)は2017年の成人の日。

若い子を見ると「いいわねぇ」という82歳の母。
確かに若さには輝きがあって、どんな人でも若いときは綺麗。
皆きらきらしている。
お肌も目もきれいです。
心がどす黒くても、それが顔の表情にはっきりと現れている若い人はそんなにいないでしょう。

敢えて「若いときはしあわせだったか?」と自問してみると、大きく首を横にふってしまう自分がいます。
若くて未熟だから、逆に自分の不運を呪ってしまうこともあると思います。
あせってしまうこともあります。
周りと比較して自己嫌悪に陥ったり、嫉妬したり、怒ったり…。とても不安定で、苦しいことも多い。
若者と中高年の男性の自殺率は高いです。
若くても病気の人だっています。
「若くていいわねぇ」ですと?

日本の新聞や雑誌の記事では登場する人の年齢が必ず明記されています。
英字新聞や雑誌と比べてみればその違いは一目瞭然です。
むしろ欧米のメディアで記事になっている人の年齢が書いてあるということは少ないと思います。

はっきりしているのは、日本では何才になったらどうするべきとか、
個人でなく集団単位でものを見過ぎるんだと思います。
そして奇妙なことに、年功序列な社会なのもかかわらず、
若さがとても価値のあることとみなされています。
年寄りが指図できる若い下っ端が欲しいのでしょうか?

私たちのような中年になると新規の仕事は減っていきます。
なぜか?日本は村社会だからです。
村人は年齢によって役割が違うわけです。
村人から一度はずれる(外れるという言葉がぴったりですね)と以前の村人に戻ることがむずかしくなります。
外れた村人は、人脈などない限り、自分自身で仕事を開拓しないと単純労働方向に向かっていくんです。

一般的には、いまだ職種と成果で個人の能力は評価されていません。
管理職や特殊能力を持つ人以外は年齢が上になれば、若い人より劣った労働力としか見られなくなります。

推定年齢60歳過ぎでロンドン大の大学院に来ていたイギリス人の男性。
「そんな年になって勉強して何になる?」これは私の兄の言葉。
それでは、人間は何のために生きているのでしょうか?
好奇心と教養は人生を豊かにしてくれます。
10年何かを続ければ、アマチュアから脱却できることが多いでしょう。

死ぬときに、財産も名誉ももっていけないのははっきりしてます。
若さは素晴らしい。
同時に、いつまでも若い精神を保ち、自己鍛錬に勤しむことも素晴らしいことでしょう。
自然に年が若いのと比べて、年齢と無関係に精神を若く保つのはとても難しいことなんだと思います。

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