糸魚川の大火と都市計画や防火材

遅まきながら、年末の糸魚川の大火についての記事です。
テレビでラーメン店から出火した火があそこまで街を食いつぶしていく画像を見て本当にぞっとしました。
日経アーキテクチャーによれば、焼失面積が約4万平米=4ヘクタールだそうです。
1ヘクタールは100メートルx100メートルの正方形ですが、それが4個です。
被害にあった方々には本当に申し上げる言葉もありません。

古い木造建築と飛び火があそこまで火災が広がった原因と言われているようです(http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldnews/15/122501093/)。
建築設計での防火に関係のある要素を取り上げてみます。

1)建築というより都市計画的になりますが、「公園が隣接している場所は火が延焼しにくい」。
街路樹の葉は、火災の延焼を防ぐと言われています。
公園があるとは、飛び火しても空き地であることと木が多いということです。
公園には防火効果があるということになります。

2)1)と同様、「道が広いと延焼しにくい」。
例えば杉並区の阿佐ケ谷の周辺は道が狭く住宅が密集しているため、
大地震が来たときにリスクが高いと言われています。

道が狭いところに、倒壊した建物があると道がブロックされて人が移動できなくなる。
つまり火事になっても避難しにくいし、消防車が入らないので消火しにくいわけです。
地震がなくても普通に消防車の入らない密集地域が東京都の中心部にもあります。消火水槽など設置されていますが、運悪く火が出ると壊滅的になる危険があります。

先ほどの公園の話と逆で、道が狭く公園がなければ、空き地の部分が少なくなるので、
延焼する確率が高くなります。

3)「外壁をモルタルなどの防火材で保護すると延焼するまでの時間が長くなる」。
糸魚川の大火では、古い木造家屋だったのでこういった効果が見込めなかったんでしょうね。自分があそこで商売していたらと思うと本当に胸がつまります。この寒い時期に…私だったら酒びたりになっているんじゃないかと思ったりします。

話は変わりますが、先日近くのホームセンターに行ったら、以前と比べて塗装剤の棚が小さくなっていました。
なんでだろうとよく見てみたら、張り紙があって「消防署の指導でペンキの在庫を減らしています。沢山必要なときはそのむねお知らせ下さい」とのこと。
私もときどきペンキの塗り替えを自分でやっていたりするのですが、
ペンキも発火後に延焼を助長する可能性の高い危険物だと自覚しております。
結構沢山あるので、少しずつ処分しなければならないなぁとも今思ってます。
家の中に燃えるものを極力置かないようにするのも延焼対策の一つですね。

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